じゃがいも日記

母に顔がジャガイモに似ていると言われましたので

彼女と付き合って生じた変化~スリザリンはちょっと人間性を手に入れました~

5月は二人の誕生日月間なのです!

去年は彼女の好きなところを恥ずかしげもなく書いた(誕生日に寄せて - じゃがいも日記)ので、今年は、彼女と付き合って私に生じた変化を書こうかなと思います。

(そう、私は恥も外聞もないナルシスト。しかも他人を小馬鹿にしがち。組み分け帽子があれば「スリザリン!」と声高らかに宣言されるだろうと、友人らに口を揃えて言われます)

 

1.自然が好きになった

いやー、前までは完全に都会っ子(てか夜っ子というか)だったんですね。けど、彼女は真逆。度々「ねえ、河原に散歩に行こう」って誘われるのに驚きました。

前の私の感覚では「散歩行ってなにするの?」

 

ただ、道端や河原に生えている草木を楽しげに見ている彼女の姿や、川の前で歌っている姿を見て、散歩中にやることは思ったよりもたくさんあることに気付きました(笑)そして、気分が爽快になる。(いや、今まで知らんかったんかい、て感じですけど)

人はねえ、自然と調和してしか生きられないのではないか、なんて。

 

 

2.ドキュメンタリーが好きになった

これ、もっと言うと、人間の面白さに目覚めたんだと思います。

彼女と付き合う前は、ドキュメンタリーをあまり見るほうでありませんでした。映画やドラマに比べてストーリーにメリハリがあるわけではないし、どうしても、退屈に思えてしまったんですね。

ただ、彼女は逆に、映画やドラマよりドキュメンタリーが好きな人で。(映画やドラマも実話をベースにしたやつが好きなのかな?)一緒に見ているうちにその魅力に徐々に気づいてきました。

その魅力こそ、冒頭の言葉ですが。世界には色んな生き方があって、色んな考えをもつ人間がいるのだなあって実感が生まれる瞬間って、ものっそexcitingなことだなって。

 

そして、これって旅の楽しさと近しいものがあるなって思うんですよね。

私は、旅の醍醐味って主に二つあると思っていて。一つは、予想外のことが起こるアドベンチャー要素。もちろん準備はしていくけど、準備しているときには想定していなかった出来事が起こって、その場で色々判断しながらも、自分の手を離れた展開に巻き込まれていく体験は、幼いときに本で読んで憧れた冒険そのものだなって思います。

 

んで二つ目は、ローカルな人と話すうちに、その人の人生や考え方が自分の心の琴線に触れる体験。

例えば、思い出すのだと、ロシアで、アプリでスプレッドタン(蛇みたいに先っぽが二つに分かれた舌)をもつ人に会ったときとかですね。見た目はけっこうヤンチャで、まあ、こっちも「面白そうだし美人だし一緒に遊びてーーー」って軽いノリで連絡とったんですね。けど会ってみたら、割と壮絶な過去をもった苦労人で。

16歳のときに女の子と付き合っていたのが家族にばれて勘当され、ホームレス同然の生活を送っていた、と。そのときにスプレッドタンにしたけど、今は将来のために頑張っているって話を聞きました。この話を聞いたときは圧倒されましたね。

多分、本で読んだりドラマの設定だと「ありふれたもの」になっちゃうと思うのですが、目の前の人がそういった経験をして、今ここにいるというだけで心に響くものがある、それが「リアル」なんだろうなって思います。

 

旅について語ってたら、長くなりました。よくできたドキュメンタリーも同じように、自分が画面に映っている人々とまるで本当に時を過ごしている気になるんです。

その中で、その人々と「対話」をして、何かしらの驚きを、あるいは共感を得る。これこそ私が考えるドキュメンタリーの魅力で、それを教えてくれたのは彼女です。

  

 

3.子どもが好きになった

「子ども可愛いーーー」って思うようになったというよりは、子どもたちの見ている世界が面白いと感じるようになったし、できなかったことができるようになる様を見て単純に「すげえ」って感動するようになりました。

まあ、私はスリザリン属性なので、基本的に「できない」人のことを理解できなかったし理解するつもりもなかったんですよね。

けど、色々な小学生や中学生に、英語や数学、絵の描き方を教えている彼女から話を聞いているうちに、そういった子達一人一人に特性や好きなことがあって、教師(彼女)の接し方によって、勉強が嫌いな子でもやる気を出してくれることが本当にあることを知りました。

 

そして、例えば、活発でよくしゃべる子でも「自分は頭が悪いから」って言っていてびっくりしました。そういったセリフが子どもの口から出てくる背景には何があるのか……一つ言えるのは、間違いなくスリザリン属性の奴らがいるでしょうね(笑)

こんなにバラバラな子どもたちを一つの教室で見ている先生たちって、マジですげえなと思うと共に、「教育」と「社会化」を通して子どもたちが決まった型にだんだんハマっていくのが悲しいなって思います。

個性を殺さず、できることを増やしていく教育って、ものっそ難しいでしょうけど。(できることが増えればそれで良いのかって問いももちろん、ある)

 

 

さて、以上3点を挙げましたが、こんなところでしょうか。総括をすると、「スリザリン、ちょっとハッフルパフになる」。

自分の新しい面を発見させてくれた彼女の個性を、私が殺さないように、むしろ伸び伸びやってほしいなあ、と改めて思うのでした。(実際は、綺麗好きスリザリンがお小言を食らわせている毎日ですが。ああ、ごめん。。。)

他の組とも仲良くしようね。はぴば、うちら。

 

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